本日、私の小中学校のY先輩と情報交換した際、地方の人手不足を実感しました。
Y先輩の会社には、大手製造会社より製造受託部門があります。
4班編成の3交代と2班編成の2交代で対応しているとのこと。
労働者は90%が社員で10%を派遣会社に依頼しているそうです。
労働環境もよく、離職者も皆無。定年齢も65歳。年間休日も120日で所得水準も良い。
それでも、人手不足。
先輩の会社は、社員教育も熱心でとてもインクルーシブな会社で地元の優良企業です。
何故?そんな会社が人手不足になるのか考えてみました。
人手不足に陥る原因として
・少子高齢化
・人材のミスマッチ
・若者の仕事に対する価値観の変化
と言われている。
<少子高齢化>については、定年延長と再雇用にてリカバリーしている。
離職もないことから<人材のミスマッチ>も考えにくい。
<若者の仕事に対する価値観の変化>についてだが、毎年人数は少ないものの新入社員も確保できている。
対策を考えたところ、「人材の採用を強化するしかない。」と男気だけの結論に至ってしまった。(笑)
早速、山形県内の各ハローワークの就職率を見てみると、4~6%程度。
これが高いのか低いのか、どう評価すべきかと考えると、労働需要に供給が追い付いていない現状を鑑みると低いと考える。
私たちのようなキャリアコンサルタントがハローワークに常駐し、自己理解と職業理解を促し、人材のミスマッチを解消することにより、仕事に対する価値観の変化に対応できるのではないかと思料する。
若い人が少ないのは、いまに始まったことではない。現に昨年の出生数は80万人を切っているのだ。
求職者支援には、職業訓練や教育訓練等の機会はあるものの、求職者と求人企業の橋渡しをするキャリアコンサルタントを増員し、求職者に寄り添うことが必要なのではないかと思っている。
また、ハローワークにだけ頼るのではなく、東京都にように自治体が人材紹介を積極的におこなっているように各都道府県よりブレイクダウンし、各市町村が真剣に取り組む必要がある。と先輩にそう力説したら、「正野、町長になれ」と背中を押されました。(笑)
帰り際に「正野!頼んだぞ」と声をかけられ、男気で「わかりました」と応えた私は、先輩「どうしよう?」と頭を抱えてしまいました。
また明日から仕事に精を出します。