東北地区(山形県との隣接)で小売店を展開している会社で研修セミナーを実施しました。
名前が出せないのが残念ですが、店舗名を聞くとみなさん「知ってる知ってる」というハズです。
ホームページで私の存在を知り、営業本部長が連絡をくれました。
開口一番「【気づき】ってそんなに大事ですか?」と。
ここ数年、年代関係なく離職が多くなってきているとのことでした。
で、試しにセミナーをやってみようかとなり、ブロック制を採用している同企業で、ブロック長と副ブロック長を対象に「気づき」の研修を行いました
ちょうどグループワークに入り、意見が分かれ議論が始まりました。
いや面白い、皆さん必死だから真剣に議論されるんですよ。
議論された内容は、「任せる」ということです。一方「任せて任さず」。
私はどのように最後まとめれば良いのか考えさせられました。
従業員の自発性や積極性、創意工夫を引き出すには、失態を怖がらずに思い切って「任せる」ことが大事です。5W1Hでの見極めは結構難しいのですが、任させなければ「指示待ち」になり自立型の従業員は育ちません。
一方、「任せっぱなし」になると困るという意見があるのです。
確かに、路頭に迷います。プレッシャーでストレスを感じます。そんな状況で力が発揮できるか?という考えも出るのです。
皆さんはどう纏めますか?
私は、このように締めてきました。
「仲間の可能性を信じることが、組織の発展につながり、心理的なフォローやコミュニケーションで不安や期待をくみ取ることで生まれるのが、<任せる>ことと<任せて任さず>」と。
これが、一番効果的な【任せ方】かなと思った次第です。