深夜、旧中学校舎の事務所で一人。
- 3月24日
- 読了時間: 2分

昨夜、時計の針が22時を回った。
今、私が借用している仕事場(事務所)は、数年前まで子供たちの声が響いていた「旧中学校の校舎」だ。
日中は窓から差し込む光が心地よく、レトロな雰囲気が気に入っている。けれど、夜の顔は全くの別物だ。
静寂が「音」を連れてくる
この時間、校舎内にいるのは私一人。
キーボードを叩く音だけが、コンクリートの壁に反射してやけに大きく響く。
…そんな時、ふいに聞こえるのだ。
誰もいないはずの廊下で「ミシッ」と床が鳴る音。
風もないのに、ガタッと震える窓枠。
遠くのトイレから聞こえる、説明のつかない微かな物音。
「古い建物だから、気温差で建材が軋んでいるだけだ」
自分にそう言い聞かせて、コーヒーを一口すする。でも、一度気になりだすと、背後の暗闇が急に深くなったような気がして、なかなか画面に集中できない。
学校という場所の記憶
学校というのは、不思議な場所だ。
何千人もの生徒たちの喜怒哀楽が染み付いた空間。深夜の静寂の中にいると、当時の喧騒が「残響」として漂っているのではないか、なんて想像をしてしまう。
かつての職員室や教室。今はオフィスや倉庫に姿を変えていても、建物の骨組みはあの頃のままだ。
キャリア相談に来所された方から、「この学校にいい思い出が無い」と呟かれたことがあった。
学校という場所への思いは人それぞれだ。
帰り際の「儀式」
ようやく一区切りがつき、パソコンを閉じた。
ここから玄関までの、長くて暗い廊下を歩くのが一番の難所だ。
通路の電気を切りながら、背後を振り返らないように早歩き。
「お疲れ様でした」
誰に言うでもなく、指差呼称。小さな声で呟いて鍵をかける。
「施錠よし」
「警備セット完了」
駐車場の車に乗り込み、バックミラーに映る静かな校舎を見上げると、ふと寂しさと恐怖が入り混じったような、妙な感情に包まれる。
さて、明日は明るい太陽の下で仕事をしよう。
やっぱり学校には、子供たちの笑い声が一番似合っているのだから。
私たち<ア・クリエイティブ(代表 正野晶久)キャリアコンサルタント>は「一人ひとりがいきいきと輝ける社会の実現」に向けて、山形県全域でキャリアカウセリングと人材紹介・転職支援を行っています。














